職 種 医師(内科)
勤務先 やちよクリニック 内科医師、
ひさゆき耳鼻咽喉科アレルギー科 理事
発達支援コーチをどのように活かしていますか
息子の通っている小学校の担任の先生が、子供達の起立、着席の姿勢が悪いことを悩んでおられました。発達支援の感覚統合の話をしたところ興味をもってくださりゲストティーチャーに招いてくださいました。
1学年160人に対して一斉指導を行いましたが、子供達の様々な発達段階が観察できました。普段の体育で行っている動きや活動も、生徒それぞれの問題点に合わせた内容を目的意識をもって取り組むことで、より確実な運動発達が望めます。
今回は生徒へのアプローチでしたが、今後は是非先生方に発達支援を知って頂きたいと思っています。教育現場の先生方が発達支援を理解することで、毎日子供たちと必要な統合遊びを行えますし、それによって学習効果が上がり、結果的に先生方の負担が軽くなると考えるからです。
また、将来的には、発達障害の方やその傾向のある方々に対して、長期的な目的とビジョンを持って、そのために必要なステップと療法を提案していきたいと思います。
同じ職種の方に一言お願いします
医師が投薬以外の治療・訓練・サポートを理解し、それぞれの患者さんに必要な治療、訓練へ導くことができれば患者さん、その保護者が路頭に迷うことなく療育がすすむと期待できます。
例えば、診断する医療機関を中心として、放射状にそれぞれの療育機関、教育現場、家庭が広がり、患者さんのニーズに合わせて必要な療育機関を紹介するシステムが出来るといいなという感じです。
そして医療機関はそれぞれの機関と連携し患者さんの状況を把握し、定期的にアプローチを再評価するとよいのではと考えます。